第6番 安楽寺(あんらくじ)

第6番・安楽寺の概要

安楽寺・山門

安楽寺は、現在の場所より北西によった讃岐山脈の山ふところにある安楽寺谷にありました。
ここは、万病に特効のある温泉が涌いていて、温泉のある寺として親しまれていたといいます。
弘仁6年(815年)、この地を訪れた弘法大師が薬師如来を刻んで本尊とする堂宇を建てたのが寺の始まりです。


天正10年(1582年)には、長宗我部氏の兵火に遭い全焼したと伝えられています。

慶長3年(1598年)に駅路寺である端運寺と合併して現在の地に移されました。

駅路寺とは旅人の安全と便を図るために、主要街道沿いにある8つの寺を宿泊施設としたものです。
蜂須賀家政が慶長3年(1598年)に始めたもので、阿波独特の制度です。

ここの宿坊は、お遍路さんに大変人気があります。
というのも宿坊では長寿湯としてラジウム鉱石と薬草を浴槽に入れてあり、遍路の疲れを癒してくれるからです。

安楽寺・本堂

境内には「さかさ松」があります。
この「さかさ松」は、弘法大師が松の下で修行をしていたところ、猟師が猪と間違え矢を射ちましたが矢は松の根にあたり、大師は助かりました。
修行のご利益があったというわけですね。
そこで、松を掘り起こし根を上にして植えたところ、それが根づいたそうです。

この松が大師の身代わりになり、矢を受けたということで、安楽寺は厄除けの寺として信仰されています。

安楽寺・境内

自由律俳句で著名な種田山頭火の石碑がありました。

うれしいことも
 かなしいことも
  草しげる

もりもり
 もりあがる
  雲にあゆむ

暮れても
 宿がない
  もずがなく

第6番 温泉山 安楽寺(おんせんざん あんらくじ)

徳島県板野郡上板町引野字寺の西北8
JR徳島線牛島駅から約10km
徳島自動車道・土成ICから県道139号を上坂町方面へ。約15分
御詠歌 仮の世に知行争ふ無益なり 安楽国の守護を望めよ
本尊/薬師如来 宗派/高野山真言宗 開基/弘法大師 宿坊/あり(要予約)
次の第7番札所・十楽寺まで約1.1km

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