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第20番 鶴林寺(かくりんじ)

鶴林寺・山門

鶴林寺は桓武天皇(737~806年)の勅願寺だったが、弘法大師がこの地を訪れたとき、つがいの鶴が小さな黄金の地蔵尊を羽に包んで守り運んできたといいます。




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そこで弘法大師は自ら地蔵菩薩を彫り、その小さな黄金の地蔵尊を地蔵菩薩の胎内に納め本尊にしました。

付近の山容が、釈迦が説法されたインドの霊鷲山に似ているところから、山号をつけたと伝えられています。

その後は、皇室をはじめ武家の帰依も篤く、戦国時代には阿波の国の寺院のほとんどが戦火に遭いましたがこの鶴林寺は戦火を免れました。
以後、蜂須賀家の保護を受けて隆盛しました。

鶴の像

鶴林寺は標高570mの山頂にあります。

わたしは狭い山道をくるまで行きましたが、徒歩で登るとかなり険しところ、難所です。
一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺と阿波の難所に数えられています。

参道には、室町時代の年号を刻んだ丁石が11基残っています。

山門の仁王像は運慶作のものです。

境内には、弘法大師作の地蔵尊を祀る六角堂、忠霊塔、護摩堂、大師堂があり、石段を上ると、二羽の鶴に左右を守られた本堂があります。

本尊の地蔵菩薩は、一木造りの平安期の仏像で、国の重要文化財に指定されています。
別名を、「矢負い地蔵」と呼ばれ、猟師が猪を射た矢を身代わりになって受けたといいます。
猟師は殺生を悔いて自殺しました。山門の近くに猟師塚があります。

この鶴林寺は地元では「おつるさん」の名で親しまれています。

本堂へ上る階段

水呑大師
弘法大師が杖でついて
水が噴出したとの伝説があります

第20番 霊鷲山 鶴林寺(りょうじゅざん・かくりんじ)
徳島県勝浦郡勝浦町生名字鷲ケ尾14
JR牟岐線立江駅から約25km
徳島自動車道・徳島ICから国道55号を南下、県道16号を勝浦川沿いに進む。約1時間。
御詠歌 しげりつる鶴の林をしるべにて 大師ぞいます地蔵帝釈
本尊/地蔵菩薩 宗派/高野山真言宗 開基/弘法大師 宿坊/あり(要予約)
次の第21番札所・大龍寺まで約25km

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