第18番 恩山寺(おんざんじ)

第18番・恩山寺の概要

本堂へ向かうお遍路さん

聖武天皇(在位724~749年)の勅願寺として、行基が開基しました。
当時は大日山福生院密巌寺といい女人禁制の道場でした。
後に弘法大師がこの地に滞在していたとき、大師の母堂(玉依御前)が訪ねてきました。
しかし、女人禁制のため上がることができませんでした。



弘法大師は母のために山門辺りで17日間の秘法を修し、女人解禁を成就しました。
そして、母堂の玉依御前を伴って登山し、孝行を尽くしたといいます。

これにちなんで、現在の山号である母養山恩山寺に改められました。

鎌倉末期に僧源空が弘法大師の霊地を復興するために入山しました。
以後、寺運は栄えましたが、天正年間(1573~1592年)に兵火に遭って、焼失しますが江戸時代には蜂須賀家の保護を受けて再建されました。

お参りするお遍路さん

恩山寺は小高い丘の上にあります。
小鳥の鳴き声が聞こえる静かな寺でした。
鐘の音がいい音で響いていました。

山門を入り、参道を登っていくと正面に本堂、左手に大師堂があり、右手に地蔵堂、母公堂があります。
大師の母はここで落髪したといわれています。
山門の少し上には、母の来山を記念した大師お手植えのビランジュ(唐木)があります。

恩山寺・参道

第18番 母養山 恩山寺(ぼようざん・おんざんじ)

徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40
JR牟岐線南小松島駅から約3km
徳島自動車道・徳島ICから国道55号へ向かい、さらに南へ。約35分。
御詠歌 子を産めるその父母の恩山寺 訪ひがたきことはあらじな
本尊/薬師如来 宗派/高野山真言宗 開基/行基 宿坊/なし
次の第19番札所・立江寺まで約4.6km

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