第31番 竹林寺(ちくりんじ)

第31番・竹林寺の概要

竹林寺・山門

竹林寺は、高知市の東にある、浦戸湾を見下ろす標高140mの風光明媚な五台山の山頂付近に建つ土佐の名刹です。
五台山は、桜、つつじの名所として名高く、参道は桜並木になっています。



聖武天皇(在位724~749年)が文殊菩薩の霊地である中国五台山において、文殊菩薩に遭う夢を見たため、行基に五台山に似た山を捜し出させ、寺の建立を命じました。

行基は諸国を巡った末にこの地にやってきました。
この地で文殊菩薩を感得し、その霊地と悟ったため文殊菩薩の像を刻んで本尊とし、堂宇を建てました。

その後、弘法大師がこの地を訪れ、堂宇を修復し、五台山の5つの峰を密教法具の五鈷杵に見立てて密教霊場としたと伝えられています。

本堂

江戸期に入ってからも歴代藩主の庇護を受け、祈願所になり発展しました。

四国霊場中、文殊菩薩を本尊とするのはこの竹林寺だけです。
4人の持者を連れて獅子に乗った姿の「騎獅子文殊」として名高く、日本で現存するものとしては最古のものといわれています。
この本尊・文殊菩薩は秘仏なので、50年に一度のご開帳の時にしか拝観できません。

また、竹林寺は文化財の宝庫で、文殊堂と呼ばれる本堂や本尊文殊菩薩像、木造十一面観世音菩薩立像、木造阿弥陀如来坐像などが、国指定の重要文化財になっています。
五重塔があるのは、土佐・高知の霊場ではここ竹林寺だけです。

竹林寺・五重塔

学僧として、また京都の西芳寺の枯山水庭園の作者である夢窓国師は、文保2年(1318年)から2年間、山に「吸江庵」を結んで勉学に勤めました。
竹林寺にも、夢窓国師作の庭園があります。

知恵の仏である文殊菩薩と夢窓国師の徳にあやかろうと、毎年、受験生でにぎわうお寺でもあります。

「坊さんかんざし買うをみた~~~」でおなじみの「よさこい節」でかんざしを買ったのが竹林寺の脇坊、妙高寺に住んでいた純信というお坊さんです。

(追記)次は、平成26年度中です
竹林寺の本尊である文殊菩薩は秘仏なので、ご開帳は50年に一度です。
次回は、平成26年(2014年)に予定されています。
2010年2月に、お詣りしたとき、境内にデカデカとお知らせの看板がありました。

第31番 五台山 竹林寺(ごだいさん・ちくりんじ)

高知県高知市五台山3577
JR土讃線高知駅から約6km
高知自動車道・高知ICから県道44号、県道35号、県道359号を五台山方面へ。約20分。
御詠歌 南無文殊三世の仏の母と聞く 我が子なれば乳こそ欲しけれ
本尊/文殊菩薩 宗派/真言宗智山派 開基/行基 宿坊/なし
次の第32番札所・禅師峰寺まで約8.1km

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