第46番 浄瑠璃寺(じょうるりじ)

第46番・浄瑠璃寺の概要

浄瑠璃寺・本堂

浄瑠璃寺は、和銅元年(708年)に行基が白檀の木で本尊・薬師如来と脇仏の日光菩薩、月光菩薩、十二神将を刻んで安置し、開基しました。




その後一時廃れましたが、弘仁3年(812年)、弘法大師が寺を訪れ伽藍を修復、再興し四国霊場に定めました。

このとき、弘法大師は本尊・薬師如来の別名「薬師瑠璃光如来」にちなみ、寺号を浄瑠璃寺としました。

その後、正徳5年(1715年)に山火事に遭い、建物、本尊すべて焼失しました。
それ以後は、なかなか復興の目途が立たなかったようです。

浄瑠璃寺・もみ大師

しかし、江戸時代中期、この村の出身者で当寺の住職であった堯音(1732~1820年)が本堂を再建しました。
また堯音は、久万からの遍路道が毎年のように出水時に流され、人々が難儀していることを知り、76歳で托鉢僧になりました。
そして、各地を回り喜捨を集め大水にも耐えられるようにと岩屋寺あたりから順に橋を架けていきました。

浄瑠璃寺は、静かなところにあるお寺です。
本堂前の老木・樹齢1000年のイブキビャクシンは松山市の天然記念物に指定されています。

浄瑠璃寺の境内には健脚と交通安全を祈る「仏足石」や一つだけ願いを聞くという「一願弁天」など仏の霊験にあやかれるものがたくさんあり、さまざまなご利益を祈願できることから「御利益のよろず屋」とも呼ばれています。

説法石(せっぽういし)」には、こんな説明があります。

おかけください、説法石
おしゃかさまが説法され修行されたインドの霊鷲山(りょうじゃせん)の石が埋め込んであります。

説法石と九横封じ石

九横封じ石」の横には、こう書かれています。

薬師如来は九横(九つの災難)を救う
一、不治の病の患る
二、暴力非行に会う
三、淫酒に耽れる
四、火熱傷をおう
五、水難にあう
六、獣蛇に咬まれる
七、崖から転落する
八、毒呪に中る
九、渇き飢える

第46番 医王山 浄瑠璃寺(いおうざん・じょうるりじ)

愛媛県松山市浄瑠璃町282
JR予讃線松山駅から約17km
松山自動車道・松山ICから国道33号を砥部町方面へ。さらに県道23号を重信町方面へ。約25分。
御詠歌 極楽の浄瑠璃世界たくらえば 受くる苦楽は報いならまし
本尊/薬師如来 宗派/真言宗豊山派 開基/行基 宿坊/なし
次の第47番札所・八坂寺まで約0.9km

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