第68番 神恵院(じんねいん)

第68番・神恵院の概要

神恵院・観音寺・山門

神恵院は、琴弾山(58.6m)の頂にある琴弾八幡宮の別当寺でした。
琴弾八幡宮は、大宝3年(703年)、琴弾山で修行していた法相宗の僧侶・日証上人が開基しました。



こんな伝説があります。
日証上人があるとき海に浮かんでいる舟を見つけました。
その舟には翁が乗っていて琴を弾いていました。
その翁は宇佐八幡大明神といい、海を竹林と松林に変えてしまいました。
それを見ていた日証上人は、舟と琴を琴弾山の山頂に祀り、さらに神功皇后の像と八幡の本地仏である阿弥陀如来を安置しました。
これが琴弾八幡宮の始まりとされています。

また神功皇后は、聖観音菩薩像を刻んで、同じ琴弾山にある別の寺(観音寺)に安置しました。

神恵院本堂・入口

後の大同年間(806~810年)に、弘法大師が当地を訪れ、琴弾八幡宮の阿弥陀如来像を描いて納め、神恵院と名付け四国霊場に定めました。

その後、慶応4年(1868年)の神仏分離令により、琴弾八幡宮の本地仏・阿弥陀如来を神恵院に移し第68番札所になりました。

現在、神恵院の本堂は、平成14年(2002年)に完成したコンクリート打ちっぱなしの現代的建物になっています。
およそ、お寺とは思えない建物です。

琴弾山の中腹にあるこの第68番神恵院と第69番観音寺は同じ境内にあります。
同じ境内に2カ寺あるのは四国霊場中、ここだけです。

神恵院・本堂

第68番 七宝山 神恵院(しっぽうざん・じんねいん)

香川県観音寺市八幡町1-2-7
JR予讃線観音寺駅から約2km
高松自動車道・大野原ICから国道11号、県道8号を観音寺市内へ。約15分。
御詠歌 笛の音も松吹く風も琴弾くも 歌うも舞うも法のこえごう
本尊/阿弥陀如来 宗派/真言宗大覚寺派 開基/日証上人 宿坊/なし
次の第69番札所・観音寺はここと同じ境内にあります。

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