第87番 長尾寺(ながおじ)

第87番・長尾寺の概要

長尾寺・仁王門

長尾寺は、天平10年(738年)行基がこの地を巡錫中に道端の楊柳で聖観世音菩薩を刻み、堂宇を建立して安置したのが始まりとされています。




後に弘法大師が唐に渡る前、この寺で護摩秘法を修め、人々に護摩符を授けました。
これが毎年正月、ここ長尾寺で行われている「福奪い」の始まりとされています。

唐から帰国した弘法大師は、入唐の大願成就を感謝して、大日経の一字一石の供養塔を建立したといいます。

天長2年(825年)に伽藍が整備され、永仁6年(1298年)には伏見天皇(在位1287~1298年)の勅により開扉法要がなされました。
その後、兵火により堂宇は焼失しましたが、慶長年間(1596~1615年)に、領主・生駒一正の援助により再建し、藩主・松平頼重が復旧しました。

長尾寺・本堂

長尾寺は、天和元年(1681年)に真言宗から天台宗に改宗されました。

長尾寺は源義経の思い人、静御前が出家したお寺でもあります。
境内の一隅に、静御前の髪を埋めたという剃髪塚があります。

仁王門前の一対の経幢(きょうどう。写経を埋めた上に立てる石柱)は、元寇の戦死者の霊をなぐさめるもので、国指定の重要文化財になっています。

長尾寺・大師堂

教えることは
 習うこと
どちらも
 何度も
  繰り返し

第87番 補陀洛山 長尾寺(ふだらくさん ながおじ)

香川県大川郡(現、さぬき市)長尾町西653
琴平電鉄長尾線長尾駅から約200m
高松自動車道・さぬき三木ICから県道38号、県道10号を長尾町方面へ。約20分。
御詠歌 あしびきの山鳥の尾の長尾寺 秋の夜すがら御名を唱えよ
本尊/聖観世音菩薩 宗派/天台宗 開基/行基 宿坊/なし
次の第88番札所・大窪寺まで約16km

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