第79番 天皇寺(てんのうじ)

第79番・天皇寺の概要

天皇寺・入口付近

弘法大師が巡錫中、八十場(やそば)の泉の付近で霊感を得ました。
そしてそばにあった霊木で十一面観世音菩薩像を刻み、堂宇を建立して安置しました。
これが天皇寺の始まりです。


後に保元の乱で敗れ、讃岐に流罪になった崇徳上皇は、長寛2年(1164年)8月、讃岐の国府における歌会に出席する途中、ここで崩御されました。

暑い夏の時期であったため、遺骸を八十場の水につけて腐敗を防ぎ、寺に安置して京都からの命旨を待ちました。
そして命旨を受けると白峯山で荼毘に付されました。

天皇寺は、崇徳上皇を祀る崇徳天皇社(現、白峯宮)の神宮寺となり、後嵯峨天皇が再建しました。

天皇寺・本堂

戦国時代、長宗我部元親に焼き討ちされますが、筆頭末寺の高照院により、復興されました。
明治の神仏分離令により、境内は分割されましたが、天皇の寺であるとして、現在の寺号・天皇寺となりました。

八十場(矢蘇場)の泉(やそばのいずみ)
日本武尊(やまとたける)は、悪魚退治のためにこの地にやってきました。
しかし、悪魚の毒で日本武尊は八十八人の兵とともに倒れてしまいました。
そのとき横潮明神が泉の水を持って現れ、その水を飲むと日本武尊と八十八人の兵たちは回復しました。
そこで、この泉から汲まれた水を人々は、「八十八の水」「八十場の水」と呼ぶようになりました。
この泉は、今でもコンコンと清水が涌いています。

天皇寺・境内

第79番 金華山 天皇寺(きんかざん てんのうじ)

香川県坂出市西庄町八十場17-13-2
JR予讃線八十場駅から約350m
高松自動車道・坂出ICから国道11号、県道33号を西へ。約10分。
御詠歌 十楽の浮世の中をたずぬべし 天皇さえもさすらいぞある
本尊/十一面観世音菩薩 宗派/真言宗御室派 開基/弘法大師 宿坊/あり(要予約)
次の第80番札所・國分寺まで約6.8km

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