道後温泉、道後温泉本館

ちょっと寄り道・愛媛県

道後温泉本館

松山市にある第51番・石手寺の近く(西へ1.5km、徒歩で15分くらい)に、日本最古の温泉といわれている「道後温泉」があります。

ここは、1894年(明治27年)に建てられた公衆浴場である、道後温泉本館でゆっくりとお湯につかってお遍路の疲れをとりましょう。

道後温泉

道後温泉は、約3000年前に開湯した日本最古の温泉といわれ、聖徳太子も道後を訪れ、霊妙な温泉に深く感動したそうです。
また、「日本書紀」、「万葉集」、「源氏物語」などにも登場した名湯として知られています。

放生園の足湯

道後温泉の玄関口である、伊予鉄道「道後温泉駅」前にある放生園カラクリ時計横には、無料で利用できる足湯があります。
また、道後温泉の旅館にも、足湯のあるところがあります。
散策の途中で気軽に利用できますので、疲れをとり、気分もすっきりさせましょう。

足湯の入り方と効能
足湯の温度は、ちょっと熱めの40℃~45℃くらいです。
額がうっすらと汗ばんできたところが出る目安です。
足湯の効能としては、血流がよくなり、代謝機能が高まる働きがありますので、冷え性や足のむくみにも効果があります。
足湯は、全身浴と違い、体力の消耗や内臓への負担が少なくてすみますので、気分がすっきりします。

ここ「道後温泉」駅前から商店街・道後ハイカラ通り(みやげ物屋や喫茶店、食事処などが並んでいる約200mのアーケード街)を歩いて、明治時代に建てられた木造3階建ての風格ある道後温泉本館へ行くことができます。

道後温泉駅とハイカラ通り

道後温泉は、夏目漱石や正岡子規、種田山頭火など多くの文人にも愛されました。

夏目漱石は、1895年(明治28年)4月、29歳のときに松山中学に英語教師として赴任し、1年間つとめました。
このときの経験を元にして書かれた小説「坊ちゃん」では、「ほかのところは何を見ても東京の足元にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ」と絶賛しています。

正岡子規は、1867年(慶応3年)に松山に生まれ、17歳まで過ごしました。
俳句革新に取り組み、高浜虚子や河東碧梧桐らを育てたことから「近代俳句の父」といわれています。

種田山頭火は、各地を放浪しながら数多くの自由律俳句を詠みました。
山頭火の最後の旅は、四国八十八カ所巡拝で、終焉の地にこの松山を選びました。
松山城山の北側、御幸山の山裾に山頭火終焉の庵・一草庵があります。

夏目漱石の文学碑

道後温泉本館

道後温泉本館は、国の重要文化財に指定されている、木造3階建ての公衆浴場です。

道後温泉本館には、神の湯、霊の湯という2つの浴場と、2階には2つの休憩室、3階には8つの個室があり、それらの組み合わせにより4つの入浴コースが設定されています。

道後温泉本館

一番安い「神の湯階下」コースは、入浴のみで、地元の人が銭湯感覚でたくさん利用しています。

「神の湯二階席」コース、「霊の湯二階席」コース、「霊の湯三階個室」コースは、貸しゆかたが用意されており、湯上がりにはお茶と菓子のサービスがあり、くつろぐことができます。

「霊の湯二階席」コースと「霊の湯三階個室」コースには、1899年(明治32年)に造られた、日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」の見学ができ、係の人が詳しく説明してくれます。(おすすめです)

道後温泉本館

又新殿の建築様式は桃山時代風の優雅なもので、畳は備後表の高麗縁、天井は高麗張りの桐の3枚重ね、ふすまは金箔に極彩色の枝菊が描かれています。
浴槽は最上の御影石とされる香川県の庵治石を使用しています。
昭和天皇が1950年(昭和25年)にここを利用しましたが、それ以降、皇室の人の利用はないそうです。

3階には、夏目漱石が足繁く通い、湯上がりには茶を飲み、菓子を食べてくつろいだという部屋が「坊っちゃんの間」として公開されています。

振鷺閣(しんろかく)
道後温泉の神の湯の最上層、塔屋にあたる部分、赤いぎやまん細工のガラスが張り巡らされています。
中には太鼓が吊り下げられていて、1日に3回(朝6時、正午、午後6時)打ち鳴らされます。

振鷺閣

この刻太鼓は本館ができた1894年(明治27年)当初から続いていて、環境庁(現、環境省)の残したい「日本の音風景百選」にも選ばれています。

坊ちゃん列車

1888年(明治21年)~1954年(昭和29年)の間、松山市内を日本最初の軽便鉄道が運転されていました。

この坊ちゃん列車は、ドイツ・ミュンヘン州クラウス社製の1号蒸気機関車を復元したものです。

現在は、一日数回実際にお客さんを乗せて、市内を走っています。
これに乗って、道後温泉へ行くのもよいと思います。

坊ちゃん列車

夏目漱石の小説『坊ちゃん』にも「マッチ箱のような汽車」として描かれ、登場人物がよく利用していたことからこの名前が付きました。
クラウス社製の蒸気機関車は、かつて伊予鉄道の主役として活躍しました。
しかし、列車の電化にともない蒸気機関車は路線上から姿を消しました。
復元された機関車は蒸気でなくディーゼルを動力にしています。

道後温泉

第51番・石手寺→道後温泉 約1.5km、徒歩約15分。

松山市の主なところには、俳句ポストが設置されています。
四国八十カ所のお寺でも見かけた方もいると思います。
一句ひねってポストへ。
選ばれた入選作品には、投句選集や記念品が贈られます。
ぜひ、一句どうぞ。

俳句ポスト

ちょっと寄り道・愛媛県
サブコンテンツ

Sponsored Link

このページの先頭へ


track feed 四国遍路へのいざない