四国遍路/実践編
合掌の仕方、読経の順序
合掌の仕方
遍路での合掌の仕方は、定式ではありませんが、真言宗の礼法に倣い「金剛合掌」が基本です。
上図のように右手が上(手前)になるようにして、指と指を先端で組みます。
読経の順序
1.合掌礼拝(がっしょうらいはい)
持鈴二音の後、胸の前で合掌し二礼しながら「うやうやしく御仏を礼拝たてまつる」と唱えます。
2.開経偈(かいぎょうげ) 一辺
持鈴一音
3.般若心経(はんにゃしんきょう) 一辺
持鈴一音
4.御本尊真言(ごほんぞんしんごん) 三辺
持鈴一音
5.光明真言(こうみょうしんごん) 三辺
持鈴一音
6.御宝号(ごほうごう) 三辺
持鈴一音
7.回向文(えこうもん) 一辺
持鈴一音
8.合掌一礼(がっしょういちれい)
これらは定式ではなく自由な形で行われますが、般若心経、御宝号だけは欠かさないようにします。
また、本堂についで大師堂でも4.を除き読経を繰り返すようにします。
霊場を去る時は、惣門や境内を出る際に、本堂に向かい一礼してから次に向かいます。