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四国遍路/実践編

お参りの仕方

第52番太山寺お参り

お参りの順序

第52番太山寺駐車場

車の場合、駐車場は、ほとんど完備しています。
駐車料金は、無料のところがほとんどです。
しかし、山の上のお寺などでは、必要なところもあります。

(では境内に入りましょう)
山門

1.山門や仁王門で、一礼してから境内に入ります。

山門の前で手を合わせ、「これからお参りさせていただきます」と念じて一礼します。

水屋

2.水屋で口をすすぎ、手を洗って身を清めます。

ここで、輪袈裟を首にかけ、数珠を手にして参拝の支度をします。

鐘楼

3.鐘楼で鐘をつきます。

仏様に、こちらを向いてもらうために、一度だけつきます。

(注意)鐘は、自由に撞けるところのみ撞きましょう。
鐘の前に、注意書きがありますのでよく読んで下さい。

(注意)お参りの後(帰り)に、鐘をつくのは「戻り鐘」といって、功徳が消え縁起が悪いとされています。

納札箱

4.本堂で、納札を納札箱へ納めます。

写経を納める方は、写経奉納箱(写経箱)へ入れます。

(注意)納札には住所、氏名、年齢、日付、願い事などを記入します。
これは、予め記入しておくとよいでしょう。

灯明、線香台

5.灯明、線香、お賽銭をあげます。

灯明は、仏様の知恵を、線香は、仏様の徳をいただくために上げます。
ロウソクは1本、線香は通常3本とされています。
後から来る人のために、線香は中心に、ロウソクは、奥または上段から立てます。
お賽銭は、放り投げずに、そっと差し入れましょう。

合掌

6.合掌し、心静かに読経をあげます。

最初は、経本を見ながらあげればいいと思います。
また、団体さんと一緒になったら先達さん(巡拝の案内役)が読経をリードするので、列の後ろの方で経本を見ながらいっしょに唱えるといいでしょう。リズミカルに読経しています。
静かにお参りするだけの方もいます。(わたしはほとんどこれです、一応経本は持っていますが)

(注意)読経する際は、他の人のじゃまにならないように左端に寄りましょう。

[参考]合掌の仕方、読経の順序

お参り合掌

7.つぎに、大師堂へ行き、本堂と同じように参拝します。

(4~6の手順で)
大師堂は、本堂の近くにある場合が多いです。

納経所

8.参拝後、納経所で納経料を支払い、納経帳に墨書き・ご朱印をもらいます。

このとき、納経掛軸や白衣(判衣)に、ご朱印をもらう方は一緒に出します。
寺の御本尊が描かれた御影(おすがた)もいただきます。
これはお参りをして、写経を奉納されるか、お経を唱えることに対して、御本尊が、その願いを受けて下さったことのお印です。

【お知らせ】
2024年(令和6年)4月1日(月)より、納経料が変更(値上げ)になります。
納経受付時間も変更になります。

納経料金
納経帳 500円 ※重ね印は300円、据え置きです
納経掛軸 700円
白衣 300円
大師納経 500円

受付時間
午前8時から午後5時まで

(注意)年中休むことはありませんが、山間部では、日没も早く季節によっては真っ暗になり、危険でもあり、お寺によっては少し早めに終えるところもあります。
日曜・祭日などは、参拝者も多く、お納経に時間がかかることがありますので、余裕を持ったスケジュールでお参りして下さい。

(注意)納経のご朱印は、お参りの後でいただくのが原則です。
団体と一緒になったときは、かなり待つこともありますが、どなたも急ぐのですからこれも修行のひとつと思って下さい。

お納経の重ね印
2回、3回と四国巡拝をする人は、重ね印をすると、功徳が倍増されるとされ、何十回と押されたお納経帳は誠にありがたいものだそうです。

山門

9.霊場を去るときは、山門で本堂に向かって一礼します。

大切なことは、心をこめて参拝することです。