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四国の霊場八十八ヵ所

讃岐の国・香川県の霊場

第66番 雲辺寺 第67番 大興寺 第68番 神恵院 第69番 観音寺 第70番 本山寺
第71番 弥谷寺 第72番 曼荼羅寺 第73番 出釈迦寺 第74番 甲山寺 第75番 善通寺
第76番 金倉寺 第77番 道隆寺 第78番 郷照寺 第79番 天皇寺 第80番 國分寺
第81番 白峯寺 第82番 根香寺 第83番 一宮寺 第84番 屋島寺 第85番 八栗寺
第86番 志度寺 第87番 長尾寺 第88番 大窪寺    

香川県

香川県の風景

讃岐の国は波静かな瀬戸内海の悠久の自然の中で発達してきました。
発心の道場に始まる遍路行は、修行の道場、菩提の道場を経て「涅槃の道場」へ打ち進み、満願成就となります。

讃岐の国・香川県には第66番 雲辺寺から、第88番 大窪寺まで23のお寺があります。

香川県と徳島県の県境にある第66番 雲辺寺は、境内が徳島県になります。
標高927mの険しい山中にあるため、ロープウエイが便利です。
五剣山にある第85番 八栗寺もケーブルカーで登ると便利です。
第75番 善通寺は、弘法大師誕生の地であり、真言宗善通寺派の総本山でもあることから、高野山、東寺と並ぶ大師三大霊場の一つに数えられています。

香川県は、全国で一番面積の小さい県です。
本四連絡架橋のうち一番最初に架けられたのが岡山県の児島市と香川県の坂出市を結ぶ瀬戸大橋ルート(鉄道・道路併用橋)でした。
この橋が開通する以前は、岡山県の宇野市と香川県の高松市を結ぶ宇高連絡船によって本州と四国が結ばれていました。
このように、香川県は四国の玄関口として君臨してきました。

香川県は温暖で雨量が少ない瀬戸内海式気候ですので暮らしやすいところです。
南部には、讃岐山脈が東西に走り、北に讃岐平野が広がっています。

海の産物、山の産物、里の産物に富み、讃岐平野を中心に生産されてきた讃岐米は極上とされています。
白砂青松の遠浅な海岸で日差しが強く、雨の少ない温和な気候を利用して生産された塩・綿・砂糖は、江戸時代には讃岐三白といわれました。
しかし今はほとんど生産されていません。

現在では、東讃のブドウ西讃のミカンの生産で知られています。

映画「二十四の瞳」で知られる瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)では、そうめん・オリーブ油・醤油などが生産されています。
小豆島にある寒霞渓は紅葉の名所として知られています。

香川県は、古くから史跡・名所の多いところでもあります。
海の神さまとして信仰を集め、こんぴらさんとして親しまれている金刀比羅宮、弘法大師(空海)の生誕地として有名な善通寺、源平合戦で那須与一が平氏の女官の扇子射止めたといわれる屋島の合戦地跡、美しい庭園の栗林公園などにたくさんの観光客が訪れています。

そして讃岐といえば「讃岐うどん」です。
しこしこした太めの麺を薄味のだしで食べる讃岐うどんは全国的に有名になり、多くの人々が讃岐うどんツアーで訪れています。
うどんはシンプルな食べ物ですが、いろいろな食べ方があり、またお店も個性的なところが数多くあります。

メニューの一例です。
かまたま(釜玉)」 生卵を割って、それを器に入れ、そこへゆで上がったばかりの麺を投入して、かき混ぜれば、生卵が瞬時に半熟になり麺に絡みます。そこにつけ麺用のだしを少々かけて食べます。

しょうゆうどん」 冷水で締めた輝くような麺の上に、大根おろし、すだちをあしらい、生醤油をかけて食べます。ほどよく混ざり合う味が抜群です。

釜あげ」 ぐらぐら沸き立つ釜の中で茹であげた麺を、釜湯とともに器に入れただけで、これをお店独特のだしにつけて食べます。うどんのシンプルさとだしの絶妙な味が見事です。

県民性は、堅実で労を惜しまず教育熱心だそうです。
古くから野球が盛んでオールドファンには懐かしい名将三原修、水原茂は香川県の出身です。